今週人気商品 極巨大イリジウム　超々極太字18K　久保工業所　試作品　万年筆　極太軸

久保工業所製、鮮やかなブルーカラー軸超々極太、18K3スリットミュージックペン先の万年筆です。 ペン先の大きなことのよく知られるモンブラン149と同等クラスの幅広く重ね厚い18Kペン先に加えまして、その字幅には目を見張る物があり、国内、世界含めましても最高峰の極太字幅をイリジウムの大きさだけで実現している技術への執念が形となり結実いたしました逸品です。 久保氏との通話後に書き起こした日記が見つかり、軸が万年筆専用に配合された樹脂製であり、現在は素材含めて生産されていないカラー樹脂のインク止め軸である点、また、諸々の試行錯誤の過渡期に生み出された逸品であり、久保工業所に残されていた最後の3スリット・ミュージックの試作品である点、また、通常の優に20倍の大きさを誇るイリジウム球を溶着するためにペンの穂先を短くする加工のお話など、数年前に伺ったお話しの興味深い記録を元に商品説明文を書かせていただいております。 指先にインクをつけて書いているかと錯覚するほどの超々極太の縦線、更に横線は海外の太字程度となっており、ただペン先を紙へと降ろすだけで勢いと躍動感に満ちた線が生まれ文字へ命が吹き込まれるような筆記体験に心躍る稀代の傑物です。 そのインク流量を実現するためやや尻軸芯棒がルーズに作られておりますので、尻軸をまっすぐ天井に向けて緩め、インクが芯へ回りきった後はしっかりと尻軸を締め込む、など操作にやや歴年の熟練とコツを要します。 ともすれば万年筆の上級者、玄人の方に向くペンであると言えるかもしれません。 パーカー、ペリカン、モンブラン、シェーファー、様々なペンを所有し使い分けてきましたが、久保氏作成のペン先の完成度に一ミリでも肉薄できるものはただの一本とてございませんでした。 過労で倒れてしまってから諸々の不幸が続き、万年筆を楽しめる環境ではないこと、また、長年親交のございました久保氏が逝去されて以来、氏から直接貰い受けましたこのペンを見るのも辛くなってしまったため、愛情深くこのペンを慈しんで頂ける方のもとへ送り出し、次代へと受け継ぐことができれば幸いです。 僅かにでも傷をつけずにお送りしたいため、ご希望の方には無料で実銃用のハード・ガンケースをお付けいたします。 場所を取るなどでご入用でない場合はお申し付けください。 なにとぞよろしくお願いいたします。